サガ・コア&カッター工業(株)では、アスファルトやコンクリートの切断(カッター)作業中に排出される汚泥(道路の削りカスと冷却水が混ざった物)を回収し、汚泥を固形物と濾過水に分離させ、現場から発生する産業廃棄物を安全・簡単に処理できる工法などを取り入れ、自然環境に配慮した取り組みを行っております。
許可書
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委託契約書
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中間処理施設(SDGs)
2023年3月に建設汚泥を受入れる中間処理施設が竣工しました。
回収した濁水を固形物と濾過水に分離させ、再び作業用冷却水として再利用し、汚泥は盛り土材としてリサイクルが可能です。
処理前の汚泥状況
処理後の濾過水の状況
汚泥の量を容積比で80%以上縮減でき、脱水ケーキは建設盛土材としてリサイクルされます。
また、濾過された水は貴金属の除去を90%以上行う事ができ、再び冷却水として再利用しています。
中間移動処理施設(マジカルベコップ)
2019年10月、県内で初めてウォーターリサイクル工法を導入しました。
これからは現場内で中間処理ができるようになります。今まで行っていた現場から中間処理施設までの追跡・写真管理が現場内で完了するため事務処理作業を削減できます。また、収集運搬業者と中間処理施設それぞれと交わしていた契約も弊社のみで済むようになりました。汚泥処理プロセスがその場で完結するようになります。
今後はこうしたボトルネックとなっていた現場での作業効率が上がり、写真管理の量やそれに費やしてきた時間を格段に削減する事ができるので、当社カッター工事の後工程へ迅速につなげ、現場全体の工期短縮につながります。
※佐賀県/福岡県/久留米市の収集運搬・中間処分の許可書取得済
脱水ケーキ・再生処理水の状態
汚泥の量を容積比で80%以上縮減するので処理物の強度も高く、飛散することなく安全に運搬することができます。
また、濾過された水は貴金属の除去を90%以上行う事ができる上、5.8~8.6phに中和する事ができます。それは飲料水の水質基準で定められた基準と同等です。
従来工法とウォーターリサイクル工法について
従来工法では河川に作業汚泥水を流す事で環境を汚染し、側溝に蓄積した汚泥が水害を引き起こす原因となっていました。
そのため、平成24年3月13日付け、国土交通省から各地方整備局宛てに、アスファルト舗装切断作業の際、切断機械から発生するブレード冷却水と切断粉がまじりあった排水については、水質汚濁の防止を図る観点から、排水吸引機能を有する切断機械等により回収・処理するよう求めた通知がなされました。
このため、発注する地方公共団体においては、湿式法、乾式法それぞれの処理方法についての基準を定め、工事業者にも適正に処理するよう求められるようになりました。
ウォーターリサイクル工法では、吸引した汚泥を固形物と濾過水に分離させるので、再び作業用冷却水として再利用し、脱水した固形物は脱水ケーキ状に圧縮されます。この工程は、施工しながら脱水・再生処理を行いますので従来通りの作業時間で完了します。
サステナブルな新しい技術を取り入れ、よりクリーンで、より革新的な企業活動を徹底し、持続可能な社会へ貢献いたします!